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第1回目に数珠の形は日本仏教のなかで平安時代から鎌倉時代の間に現在あるそれぞれ各宗派の数珠の形になりましたとお話しいたしました。
それぞれの宗派の数珠は用途や意味合いによって形の意味があるわけです。
皆様に各宗派のそれぞれの違いをご紹介したいところですが、今回は真宗のお念珠でも在家用の形について簡単にご説明いたしたく思います。
真宗在家用念珠には大きく分けて女性用二輪念珠と一輪念珠(小念珠また略念珠とも言う)、そして男性用一輪念珠の三種類があります。 女性用二輪念珠は正式には百八の煩悩を断ずるという意味で108個の主玉に4個の天玉・2個の親玉によって輪になっています、そして真宗念珠の特徴として親玉の両端に付く長房との間の片側には21個の弟子玉と水のしずくに似た形の2個のつゆ玉が付いています。もう片側には一切玉は無く、組糸の軸のみでこの結びを蓮如結びと名付けられています。
また、一輪念珠は本来、主玉はその半数の54個や四半数の27個など108を割り切れる数にこだわりがありましたが、現在では様々な玉の大きさや形のものを材料として使用する為、個数ではなく男性用・女性用の玉の大きさ、輪の寸法でお作りしています。略されて小さくなった数珠ですので房の形にはこだわりはなく、紐房(ひもふさ)、撚房(よりふさ)、梵天房(ぼんてんふさ)などがあります。一度皆さんがお使いいただいている数珠がどのような形になっているか見ていただくと面白く感じていただけるかもしれませんね。
さて、次に持ち方についてですが、「合掌」とは「たなごころを合わす」と書くように手のひらを素直に合わしますと、合わせた両手の手首がみぞおちのあたりにまいります。つまり五体の中央に位置することになります。指先はまっすぐに伸ばし、指と指の間もすべて隙間をつくらず、手指の角度は体に対しておよそ45度の角度にいたします。
一輪念珠についてはその合掌した手の親指と人さし指の間に数珠をかけ、房を下になるようにいたしますし、お焼香するときになど手に持っている時は、左手に、あるいは左手首にかけておきます。女性用二輪念珠は二重にして二つの親玉を親指の所ではさみ、房は左に下げてかけます。
お解りいただけましたでしょうか?以上今回は、真宗のお念珠の形と持ち方について御説明いたしましたが、数珠を持たないでは「仏をば手づかみにしたようだ」と蓮如上人がいましめておられるように是非仏前に合掌礼拝するときは素直な心で数珠をかけていただきたいと思います。
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